2011年2月28日月曜日

日本全国の街中にニョキニョキ!バブル期に造られた巨大仏

突如、住宅地や山の合間からニョッキと姿を現わす巨大な観音様。
日本にはこのような巨大仏がいたる所に目に付くようになった。
天平の時代、聖武天皇が東大寺に大仏を建立したのは、乱世と
疫病による社会不安を鎮めるためと言われるが、現代の巨大仏は
大分事情が異なる。その多くが富を謳歌したバブル期に造られた。
伝統仏教が巨費を投じて造ったものもあるが、特に多いのが
宗教法人とは無関係の企業によるものだ。バブル期に富を得た
不動産業者を中心に客寄せのための「観光仏像」が、各地で
競うように造られたのだ。
写真は牛久大仏(茨城県牛久市)。全高120mはブロンズ立像として
世界最大。その大きさは奈良の大仏が掌に乗り、ニューヨークの
自由の女神の約3つ分の高さにもなる。晴れた日には約60km離れた
東京・六本木ヒルズからもその偉容を望むことが出来る。
1993年、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺によって造られた。
その他、日本の巨大大仏を2つ紹介しよう。
>>名古屋大仏(愛知県名古屋市)
おしゃれな店が並ぶ四谷通りから少し入った住宅地に突如、
姿を現わすのが奇抜な緑色に塗られた全高15mの大仏。
口や耳などには金箔が施されている。織田信長の父、信秀の
菩提寺「桃巌寺」の境内に1987年建立された。境内には裸で
横たわるセクシーな「眠り弁天」も。
>>救世慈母大観音(福岡県久留米市)
千葉県の成田山新勝寺の直系、成田山久留米分院の境内に
1983年建立。全高62m。眉間には直径30cmの純金の板に
3カラットのダイヤモンドが18個。胸の部分には直径10cmの
水晶を中心に56個の翡翠がちりばめられている。

バブル期は、いつまでも続くと思われていたのでしょうか?
今考えると悲しい気がします。

坂本憲彦 不動産投資法
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