2011年4月19日火曜日

花粉症者の今年の対策法……花粉飛散量が一部地域は昨年比10倍

アイシェアは10日、花粉症対策に関する調査の結果を発表した。
対象者は20~40代の男女2,766名。同調査は、環境省によって
昨年12月に発表された、花粉に関する調査研究報告を受けて
実施された花粉症調査の3回目となる。環境省の報告によれば、
2011年は昨シーズンに比べ、花粉の総飛散量が10倍になる
地域もあるという。
回答者のうち、軽度から重度の花粉症を持つのは1,046名。
そのうち今シーズン通院以外の花粉症セルフケアを
「はじめる意向がある」(「はじめている」+「これから
はじめる予定」)と答えた401名にその内容を聞くと(複数回答)、
「マスクをする」(66.8%)が最も多くなり、次いで
「うがいをする」(55.1%)、「手洗いをする」(51.9%)などと、
風邪対策のような項目があげられた。
花粉症対策に関して、自分なりのこだわりがあると答えた
回答者の自由回答をみると、濡れマスクの上に紙マスク」、
「鼻つまりがひどい時にはユーカリエッセンスをスチーム吸引する」
などのほか、「鼻の穴の中にワセリン等を塗って外出する」の
ようなユニークな回答も見られた。
今シーズン以前に花粉症の市販薬を飲んだことが「ある」回答者は、
全体の39.4%で、そのうち69.2%が市販薬を飲んで眠くなったことが
「ある」と回答。また531名が花粉症が原因で病院に行っことが
「ある」と答え、そのうち52.0%がその薬で眠くなったことが「ある」
と回答した。一方で病院に行ったことが「ない」回答者が49.2%と、
半数近く存在しており、同社は「抗ヒスタミン薬によって自覚症状の
有無に関わらず集中力や判断力、作業能率が低下してしまう
“インペアード・パフォーマンス”の心配」が原因のひとつでは
ないかとしている。
鹿児島大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学の黒野祐一教授は、「自分の
症状を甘く認識している人が多い」と語る。黒野氏によれば、
アレルギー性鼻炎の専門家が作成している診療ガイドラインでは、
1日に5回までのくしゃみは花粉症の軽症とされるが、6回を超えると
中等症以上と定義されるという。治療薬も、その症状や重症度に応じて
決めるとしている。

藤井晃子 蓄膿症
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